古くからカジノゲームの攻略法として有名な「マーチンゲール法」は現在でも実践可能です。
最近ではネットやSNSで見る機会も増え、カジノゲームだけでなくFXでも応用されています。
「必勝法」や「理論上は負けない」と言われたり「詐欺の手法」や「絶対に使ってはいけない」と言われたりするマーチンゲール法ですが、実際はどうなのでしょうか?
この記事では偏った考え方をせず、マーチンゲール法の「メリット」と「デメリット」について、実際にカジノゲームで実践することを想定して解説していきます。
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マーチンゲール法の基礎知識
マーチンゲール法は18世紀の南フランスで賭け事に使われていた戦略です。
始めに賭ける金額を1ドルとして、負けたら次のゲームは倍の2ドルを賭けます。
2回連続で負ければ、また倍の4ドルを賭けていくシンプルな手法で、別名「倍賭け方」とも呼ばれています。
1回でも勝てば、必ず「1ドル」の利益が出ることから「理論上は必ず勝てる」と言われていますが、大きな利益を上げることはできず、負ける時は大敗するという特徴があります。
マーチンゲール法を実践する方法
この記事では実際に「カジノで実践すること」を想定し、必要な条件やシミュレーションを解説します。
マーチンゲール法の条件
マーチンゲール法には「独立事象」であり「勝率50%・配当2倍」という条件が必要です。
カジノゲームであれば「ルーレットのカラーベット、ハイローベット、オッドイーブンベット」または「バカラのプレイヤーにベット」が該当します。
独立事象であること
独立事象とは「前回の結果が次の結果に影響しないこと」を言います。
例えば下記のコイントスが独立事象に当てはまります。
- コインを投げて表が出る確率は50%
- 2回目にコインを投げても表が出る確率は50%
- 3回目も表が出る確率はやっぱり50%
- 何度投げても表が出る確率は50%
このコイントスのように、確率が絶対に変わらないことを「独立事象」と呼びます。
反対にババ抜きや神経衰弱などのトランプゲームでは1回カードを揃えると、次のターンからカードが揃う確率が変わるので「独立事象ではない」ということになります。
勝率50%で配当2倍であること
勝率50%ということは、同じゲームを何回遊んでも2回に1回は勝てる計算になります。
つまり「独立事象」になります。
配当2倍というのは、そのゲームに勝てばベット額の2倍の賞金が貰えるということです。
これらの条件を満たすことで、マーチンゲール法を実践できます。
マーチンゲール法のシミュレーション
マーチンゲール法を実践するための条件が分かったところで、実際にカジノゲームを想定したシミュレーションを解説します。
シミュレーションは「ルーレット」「全て赤に賭ける」「1単位100円」「5プレイ」とします。
回数 | 賭け金 結果 収支 |
1回目 | 100円 黒 -100円 |
2回目 | 200円 黒 -300円 |
3回目 | 400円 黒 -700円 |
4回目 | 800円 黒 -1,500円 |
5回目 | 1,600円 赤 100円 |
このように連続で負けても、1回勝つことで必ず100円の利益を得ることができます。
これは何度遊んでも同じで、最終的に勝てば損益がプラスに終わるので「理論上は必ず勝てる」と言われています。
ここまでだと『マーチンゲール法を実践すれば大金持ちになれる!』と思ってしまうかもしれません。
しかし、どんな物事にも「メリット」と「デメリット」があります。
もしデメリットが無かったら、今頃全てのランドカジノは廃業しているかもしれません。
それでは続いてマーチンゲール法のメリットとデメリットを紹介します。
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マーチンゲール法のメリット・デメリット
必ず勝てると言われるマーチンゲール法ですが、当然ながらデメリットや注意点もあります。
2つの側面を知ることで、マーチンゲール法について正しく理解していきましょう。
マーチンゲール法のメリット
マーチンゲール法は、とてもシンプルで理解しやすい攻略法です。
そのため初心者でも簡単に実践することができます。
さらにマーチンゲール法は「連続して負けにくい」というメリットもあります。
「独立事象」かつ「勝率50%・配当2倍」の条件であれば、
連勝数 | 確率 |
1回目 | 50% |
2回目 | 25% |
3回目 | 12.5% |
4回目 | 6.2% |
5回目 | 3.1% |
10回目 | 0.1% |
このように連続で負ける確率は低く、9回連続で負けている場合の10回目に負ける確率は約0.1%(1/1000)です。
確率だけでみれば「必勝法」と言われる理由もよく分かります。
マーチンゲール法のデメリット
次にデメリットについて解説します。
メリットでも紹介したように「マーチンゲール法は初心者でも実践できて、連続で負ける確率が低い」というのは分かりました。
しかしマーチンゲール法は「膨大な資金がある」という大前提が必要です。
先ほどの例のように、9回連続で負けている場合の10回目までの賭け金は下記の通りです。
賭け金は100円スタートとします。
回数 | 賭け金 |
1回目 | 100円 |
2回目 | 200円 |
3回目 | 400円 |
4回目 | 800円 |
5回目 | 1,600円 |
6回目 | 3,200円 |
7回目 | 6,400円 |
8回目 | 12,800円 |
9回目 | 25,600円 |
10回目 | 51,200円 |
このように9回連続で負けた場合、10回目のゲームまででベッドした金額は合計102,300円です。
さらに負け続けて20回目になると、賭け金はなんと「5,000万円」にまで跳ね上がり賭け金の合計は1億円を超えます!
このようにマーチンゲール法は資金に余裕がないと実践することができません。
それに確率だけで考えると10回連続で負ける確率はとても低いです。
しかし1913年、モナコのカジノで行われたルーレットでは「26回連続で黒が出た」という記録も残されています。
また大きな利益を出せないデメリットもあります。
先ほどの例で10回目に51,200円を賭けて勝ったとしても、
・獲得金額102,400円 – ベット額合計102,300円 = 損益100円
となるので、背負うリスクに対してのリターンが小さすぎるのです。
つまり大きな利益を出したい方や資金があまり無い方には向いていません。
マーチンゲール法の3つの注意点
メリット・デメリットを理解した上で、マーチンゲール法をカジノゲームで実践するときの注意点を説明します。
賭け金に上限がある
1つ目はカジノやカジノゲームの種類によって「ベッド額に上限があること」です。
上限の存在を知らずにマーチンゲール法を実践していると「次のゲームでベット額が上限に達する可能性」があります。
こうなるとマーチンゲール法が実践できず、今までの損失を取り返せなくなります。
そのためカジノゲームで遊ぶ前に「ベッド額の上限」を確認しておきましょう。
「損切り」するタイミングを決めておく
2つ目は「損切りするタイミングを決めておくこと」です。
「損切り」とは、損をすると分かりながらゲームを途中で降りることです。
マーチンゲール法を実践して賭け金が多くなると「次は勝てる!」「次のゲームに勝って取り返そう!」と思い、負けた状態ではゲームを降りられない状況に陥る可能性があります。
「理論上は必ず勝てる」と思いゲームを続けてしまうと降りるタイミングを失い、最終的には破産するかもしれません。
マーチンゲール法はカジノゲームをする前に「どのくらい損を出したら降りるか」のタイミングを決めておくことが重要です。
ギャンブルの大前提である「控除率」を理解する
3つ目は「控除率」というものを理解することです。
どんなギャンブルも「運営する側(カジノ)」と「参加する側(プレイヤー)」がいて成り立っています。
参加側であるプレイヤーは「参加料」を払ってカジノゲームを遊んでいます。
この「参加料」に対して、どれだけの手数料を取っているかを示す割合が「控除率」です。
この控除率が運営側(カジノ)の利益になります。
カジノに限らず、どんな商売も利益を出さないと続けることができません。
また利益を出し続けるためには客が必要なので、カジノは絶妙なバランスで控除率を設定しています。
これを理解することで「最終的には負ける可能性が高い」「勝ち続けることは難しい」のは当たり前だということが分かります。
カジノやその他のギャンブルでイライラせず、楽しく遊ぶためにも控除率を意識し「負ける時は負ける」と思うことも大切です。
まとめ:マーチンゲール法は必ず勝てても利益は少ない
今回はカジノやFXなどの攻略法として実践されている有名な「マーチンゲール法」について解説しました。
カジノゲームには様々な戦略や手法がありますが、どんな方法も一長一短「良い側面」と「悪い側面」があります。
マーチンゲール法の特徴や注意点をしっかり理解して、ここぞという時に実践してカジノを楽しんでください!
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